制定の背景と対象地域

自動車NOx・PM法は、2001年の自動車NOx法の改正により名称が変更されたものです。自動車NOx法が制定された背景には、大都市での窒素酸化物(NOx)汚染の原因の一つが自動車から出る排出ガスにあることが研究などからわかってきたことがあります。このようなことから、1992年に自動車からの窒素酸化物の排出削減を目的とする自動車NOx法ができました。
一方で、大都市では粒子状物質(PM)による大気汚染も問題となっています。特に、ディーゼル車の運行により生じる粒子状物質については、ガンを発生させるおそれがあることが研究などから明らかになってきました。こうした背景を踏まえて、2001年に粒子状物質の排出削減を新たな目的に加えるかたちで自動車NOx法が改正され、法律の名前も自動車NOx・PM法と改称されました。
自動車NOx・PM法には適用の対象地域があります。これは、大気汚染防止法だけでは窒素酸化物や粒子状物質に関する環境基準を満たすことが出来ないと見られる地域が指定されており、この地域では排出ガスの基準値や削減対象となる物質の基準値を満たさない自動車は車検を通すことが出来ません。対象地域として指定されているのは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県の8つの都府県の一部です。
ひまわり